大物回遊魚！
イソマグロはどこで見れる？

おすすめ時期：通年

スズキ目サバ科の回遊魚で、サイズは1m～1.5ｍ、80kgを越える大物と言われる魚の一つです。稀に2mを超す超大物がいることも。英名では「Dog tooth tuna（犬の歯のマグロ）」と呼ばれており、口の中には鋭い歯がズラリと並ぶのが見て分かる肉食魚です。

ダイビングでマグロを見たらこの魚
ダイビングでみかけるマグロのほとんどはこのイソマグロ。海の王者ともいえる風格と、力強く泳ぐ姿が大物好きのダイバーに受け、積極的にリクエストするゲストもいる人気者。
マグロの中では最も磯の近くにいる種類で、大きな群れは作らず、数匹～数十匹の群れでサンゴ礁や岩礁を回遊しています。

イソマグロは警戒心が強い
泳ぐスピードも速いため中々近づくことも難しく、ダイバーの泡を嫌う為、近づく場合には壁際を進んで泡を見せないようにする必要があります。
エサが豊富で潮の流れが速いドリフトダイビングのポイントでは、普段は数匹～数十匹のイソマグロの群れが100匹ほどの巨大な群れを作ってゆったり泳いでいることも。

日本では沖縄の島々や伊豆諸島、小笠原諸島など温かい海に分布しており、沖縄のどの島でも見られる。港から近い場所に回遊魚のポイントがある久米島が人気です。
エサが豊富で潮の流れが速くなる場所を好むため、潮通しが良いドロップオフなどで目撃されます。温かい海が好きなイソマグロですが、水温が高すぎるのも苦手なのか、夏になると水温が低めの深い場所を泳いでいることも。

また、一般的なダイビングポイントで見られるイソマグロは、1、2匹位で泳いでいることがほとんど。群れる大型のイソマグロを狙うなら、沖の離れ根をドリフトダイビングで流すスタイルで潜ったり、深く潜る地形ポイントなど、中級者以上向けです。

久米島

港からほど近い場所でも回遊魚が楽しめる久米島。人気ポイントではかなりの確率で大型回遊魚に出会えます。

トンバラ

久米島を代表する回遊魚スポット。ダイナミックな地形と抜群の透明度を誇る海が人気で、イソマグロとの遭遇率も高め。
水深：～30m
流れ：時々強い
ダイビングスキル：中級者以上

イマズニ

久米島の北側にあるダイナミックな地形ポイント。潮通しが良い為、多くの回遊魚が見られます。夏は浅瀬でもイソマグロが見られる場合も。
水深：～28m（最大30m）
流れ：さほど流れない。
ダイビングスキル：中級者

石垣島

石垣島の西部エリアの岬の突端は潮あたりが良い為、大型回遊魚と遭遇できるスポットがあります。

屋良部コーナー

石垣島の西側の沖合、海底遺跡のような地形が人気のポイント。流れが強いほどイソマグロなど回遊魚の遭遇率高めのダイビングポイント。
水深：5～30m（最大40m）
流れ：時々強い
ダイビングスキル：中級者以上

沖縄本島周辺

大物回遊魚を狙うなら、外洋でドリフトダイブで潜る上級者向けのポイントがおすすめ。慶良間諸島など、沖縄本島周辺のポイントをご紹介します。

運瀬

渡嘉敷島の東側にある外洋ポイントで、ドリフトスタイルのエントリー。巨大な根の周辺にイソマグロなどの大型回遊魚の群れが見られます。
水深：～30ｍ（最大40m）
流れ：流れることが多い
ダイビングスキル：上級者

男岩

巨大な岩の周辺に、海底まで落ち込むダイナミックな地形が広がっています。
イソマグロやツムブリなどの回遊魚狙いのポイントで中級者以上向けのドリフトポイントです。
水深：～30ｍ
流れ：強い
ダイビングスキル：上級者

黒島ツインロック

黒島の北側に位置するポイント。アンカーリング・ドリフトの両方でエントリーできます。
豪快なドロップオフとそこに現れるイソマグロなどの回遊魚を楽しめ、浅場のきれいなサンゴにはキンギョハナダイが群れていて透明度が高いポイントです。
水深：～40ｍ
流れ：強い
ダイビングスキル：中級者

イソマグロは通年通して見かけることができます。
島によって遭遇しやすいシーズンが異なり、石垣島と慶良間諸島は冬、久米島と宮古島は春～夏の間によく出会えるそうです。

イソマグロが見たい場合には、イソマグロなど大型回遊魚が得意なダイビングショップで、ベテランのダイバーに教えてもらうのがベスト！「イソマグロが見たい！」とダイビングショップにリクエストしてください。

※ 当日の海洋状況やショップスタッフ等の事情により、イソマグロに高確率で遭遇できるポイントにご案内できかねる場合もありますので予めご了承ください。
※ こちらのツアーは潜るポイントを確約するものではありません