サンゴってどんな生き物?
サンゴ礁の海をイメージすると、色鮮やかな枝が生えた木のようなサンゴや、丸くて平らにテーブルのように広がったサンゴをイメージする人が多いのではないでしょうか。
海の中で動かず、硬そうに見える鮮やかなサンゴは植物…ではなく、サンゴはイソギンチャクと同じ「刺胞動物」の仲間です。褐虫藻(かっちゅうそう)と呼ばれる藻と共生しており、光合成をする植物のような動物です。サンゴ礁に生息する岩礁サンゴは光合成をするため、海上の光が届く浅い海かつ、きれいで透き通った海に生息しています。
日本で見られるサンゴ礁
岩礁サンゴなど石灰質の殻をもつ生物が、長い年月をかけて生きる過程でサンゴの下に石灰岩の層を積み重ねて作られたのがサンゴ礁です。そんなサンゴ礁の海が見られるのは、25〜30度ほどの温かい海。日本では沖縄と伊豆諸島、小笠原諸島が有名です。