宮古島

宮古島は沖縄本島から南西に約290km、那覇空港からは約45分の場所にある島。沖縄県で4番目に大きく、周辺の7つの島を合わせて宮古諸島と呼ばれています。ミヤコブルーと呼ばれる青く透き通った海と白砂のコントラストが美しい、観光で賑わう島です。

宮古島のダイビングというと、宮古島と橋で繋がる池間島・来間島・伊良部島とその隣の下地島や、サンゴ礁が広がる八重干瀬など宮古島の周りの島全域にダイビングスポットがあります。
風向きによって潜れる時期が異なり、春先から夏にかけては東風から南東の風が吹くので「伊良部島エリア」・「八重干瀬エリア」に、9月中旬から冬の間は北東の風から北風が吹くので「下地島エリア」・「宮古島南岸エリア」が潜りやすいシーズンになります。

地形ポイントが多い宮古島のダイビングの中でも、特に人気のポイントが多い伊良部島と下地島ですが、潜ってみたいポイントがある場合には、必ず潜れるシーズンか確認してからダイビングツアーを予約してくださいね。

宮古島は気温が10℃を下回ることがほぼ無い暖かい島。水温は冬でも平均20℃程度あり、一年中ダイビングが楽しめます。ポイントによって潜りやすいシーズンと潜りにくいシーズンがあるので、春や秋の風向きが安定しない時期には、海況を見てショップが潜りやすいポイントに連れて行ってくれます。

1～4月平均水温は20℃～25℃
ウェットスーツ：5mm＋フードベスト（ドライスーツをお持ちの方はドライ）

下地島・南海岸方面へ行きやすいシーズン。コブシメの交接や、ウミウシが多く見られる。マンタに会えるチャンスも。

5～6月平均水温は25℃～28℃
ウェットスーツ：3mm

伊良部島・八重干瀬方面へ行きやすいシーズン。ナイトダイビングではサンゴの産卵を観察できるかも。6月からは回遊魚の群れを狙いやすくなります。スカシテングダイやキンメモドキの群れが大きくなり始めます。

7～8月平均水温は28℃～32℃
ウェットスーツ：3mm

伊良部島・八重干瀬方面へ行きやすいシーズン。イソマグロやロウニンアジなど回遊魚を狙えるチャンス。スカシテングダイやキンメモドキの群れも見頃になります。

9～10月平均水温は26℃～30℃
ウェットスーツ：3mm

下地島方面へ行きやすいシーズン。気象状況によっては伊良部島や八重干瀬にも。まだまだ大物回遊魚が狙える人気のシーズンです。

11月～12月平均水温は25℃～26℃
ウェットスーツ：5mm

下地島・南海岸方面へ行きやすいシーズン。マンタとの遭遇率がアップ。

伊良部島＆下地島

まわりをぐるりと地形ポイントが取り囲む伊良部島＆下地島エリア。宮古島三大地形ポイントなど、地形派ダイバーが一度は潜りたいと思う人気スポットがたくさんあります。

人気ダイビングポイント

アントニオガウディ｜通り池｜魔王の宮殿｜クロスホール｜Wアーチ｜沈船いらぶ

八重干瀬（やびじ）

あたり一面のサンゴ礁が見られ、日本のグレートバリアリーフとも呼ばれるサンゴの楽園。サンゴに住まう小魚たちの大群が乱舞する人気ポイントです。

人気ダイビングポイント

ハナダイコーナー｜ホワイトシティ

高野（東海岸）

マクロ生物やカラフルな魚が見られるエリア。魚影が濃く、見ごたえがあります。新しく開拓が進んでいるエリアなので、新たな発見があるかも。

人気ダイビングポイント

ロックⅡ

南海岸

冬に潜れる南海岸エリアは、幻想的な地形スポットや回遊魚ポイント、かわいい小魚も多くバラエティ豊かで見どころ満載。

人気ダイビングポイント

牛さんありがとう｜コーラルガーデン｜エンジェルケーブ

人気のポイントに行きたい場合はダイビングショップへリクエストしよう。ダイビングスキルや海況によってはOKしてくれる場合もあるので一度聞いてみてくださいね。※確約ではありません。

地形ダイビングといえば宮古島といえるほど、宮古島には地形ポイントがたくさんあります。ダイビングになれた中級者以上のスキルを必要とする難易度高めのポイントも多い。気を付けるポイントを守って地形ダイブを楽しもう

✓水中ライトは必須
洞窟内は暗いので、水中ライトは必ず持っていきましょう。穴に潜む生物や、影になった部分にいる魚も観察しやすくなります。

✓中性浮力をマスターしよう
地形ポイントは深い場所や地面に着けない場所も多い。ガイドと同じ高さをきっちりと維持できるように中性浮力をしっかりとマスターしておきたい。

✓フィンワークを身につけよう
地形ポイントは狭い穴をくぐるポイントがたくさん。壁を蹴ったり、他のダイバーにぶつかったりしないように、フィンワークを身につけよう。