奄美大島

鹿児島県から南西に約380km。鹿児島と沖縄本島のほぼ真ん中にある島。奄美群島と呼ばれる離島群で一番大きく主要な島です。
南北約60km、面積約712㎢と東京都23区や琵琶湖よりも広い島。日本で2番目に広いマングローブ原生林があり、独自に進化した固有種などが残る東洋のガラパゴス。2021年に徳之島・西表島・沖縄と一緒に世界遺産に登録された自然豊かな島です。

奄美の海はアマミブルーと呼ばれる青く透明度の高く、ウミガメが産卵に訪れる海岸などダイバーに嬉しい島である。入り組んだ海岸線が多くのダイビングポイントを作り出している。

奄美大島のダイビングスポットは、大きく分けると北部東シナ海側・北部太平洋側・中部・南部の4つのエリアにわかれ、それぞれ違う魅力のあるポイントが楽しめるのが魅力です。
空港に近い笠利・龍郷から、奄美大島の中心部である名瀬を拠点に北部エリアに潜るか、古仁屋や加計呂麻島を拠点に南部エリアに潜るのが一般的な楽しみ方。潜りたいポイントがあるエリアにあるショップで予約しましょう。

北部東シナ海側＋内湾

黒潮の恩恵を受け、様々な生物が見られるのが特徴的。
比較的浅く初心者向けのポイントが多く安心して遊べるビーチポイントと、ボートで潜る内湾ポイント、豪快なドロップオフが楽しめる外洋ポイントを様々な潜り方が楽しめる。また、湾内は風に強いため、台風が来ない限りは高確率で潜ることができる。
内湾・ビーチポイントは流れもあまりないので、じっくり撮影したいフォト派ダイバーにも嬉しい。噂のミステリーサークルが見られる「バベル」やビーチから潜れる「倉崎ビーチ」が有名。
北部エリア・中部エリアのダイビングショップ利用がおすすめ。

北部太平洋側

外洋ポイントが多いエリア。ウミガメの遭遇率が高いサンゴの海。冬場のビーチではウミウシ観察も楽しめます。アマミブルーが美しくアーチが美しい地形ポイントも。冬は波が穏やかになりやすく、ウミガメやウミウシが楽しめる「手広海岸」や、ビーチからダイナミックな地形が楽しめる「キリスト浜」が人気。
北部エリア・中部エリアのダイビングショップ利用がおすすめ。

中部東シナ海側

海は抜群の透明度で、ダイナミックなドロップオフや、地形ポイントなどが楽しめる。潮の流れが速い大物狙いのポイントもある中級者以上におすすめのエリア。
大物といえば「美波ちゃん」と言われる大物が狙える人気ポイントが人気。
中部エリアのダイビングショップ利用がおすすめ。北部エリアのダイビングショップの遠征でも潜れます。

南部＋外洋ポイント

奄美大島と大島海峡をはさんだ加計呂麻島をはじめとする島々のエリア。
大島水道には内湾性の生き物も多い。地形やサンゴ礁が楽しめ、フォト派やフィッシュウォッチング派に嬉しいエリア。水深も浅く5種類のクマノミが見られる「案脚場（あんきゃば）」や、外洋ポイントにある「奄美ホール」はトンネルやアーチが美しい地形ポイント。
南部エリアのダイビングショップ利用がおすすめ。